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第37話

ジャスパー視点

彼のそばに残った。帰るように言われたけど、断った。ペギーに電話して、ベンジの家で一晩過ごすことにしたから、タラの面倒を見てくれるよう頼んだ。彼は私の腕の中で丸くなり、か弱く見えた。それでも先ほどは私に強引な行為をせがんでいたのに。私の美しい恋人は、自分を傷つけてほしいと望んだ。私はそうしながらも、なぜ彼がそんなことを望むのか考えていた。彼の望むことなら何でもしてあげたいのに。

思考が休まらない。夜の半分を彼を見つめ、裸の背中をさすり、額にキスしながら過ごした。やがて彼を腕に抱きながら眠りに落ちた。彼を二度と一人で寝かせないと自分に誓った。これからは毎晩、彼のそばにい...