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第42話

「ああっ!」イーサンは衝撃で叫び声をあげ、これまで経験したことのない方法で侵入される体に緊張が走り、痛みが稲妻のように全身を貫いた。

「獣め、忌まわしい生き物」イーサンは怒りと嫌悪に満ちた声で叫んだ。

狂気に駆られたヴァレリウスは、男との初めての経験に不慣れで準備もできておらず、しばらく苦戦したもののイーサンに完全に挿入することはできなかった。何か重要なことを突然思い出したかのように、彼は枕の下から潤滑剤の入った瓶を取り出した。

彼の暗い瞳がイーサンの目と合った。「私のミスだ、痛めつけてしまったな?」

そう言って、彼は惜しみなく軟膏をすくい取り、指でイーサンの入り口に塗り込んだ。「も...