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第14話

サイキに友達リクエストを送り、一週間ずっと「ルビア・ソル・モレナ・ルナ」を聴いていたけれど、彼女からの反応は一切なかった。私は彼女のことを声に出して話すのをやめ、彼女を見つける希望は徐々に沈黙に飲み込まれていった。試験が迫っていて、数々のパーティーとアルコールのせいで、勉強すべき本の山は膨大になっていた。そんなわけで水曜日の午後をまるまる文学の勉強に費やしていた。

私は文学や詩を読むことが大好きで、書くことに情熱を持っていた。時々、自分の内側で起きていることを理解する唯一の方法は、紙片やレシート、手元にあるものを取り出すことだと感じた。そうして初めて自分の感情に形を与えることができた。私は日...