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第51話

「あなたのメートル・ドはこちらを探っているわ。股間への視線が3回、上から下まで舐めるように見られたのと、手が触れたわ。どうやら私はリスクを冒す価値があるようね」

「なんだよそれ?」私は身を起こして息を呑んだ。

「どうしたの?」セルシーがバスルームから出てきて、タオルで髪を拭いていた。

「なんでもない、ただ誰かをクビにしようとしてるだけだ」彼女というより自分自身に向かって呟いた。奴が送ってきた最初のメッセージがこんなクソみたいな内容だなんて。わざと俺を怒らせようとしているんだ。

何て返信すればいいか考えたが、何も思い浮かばなかった。携帯を落として、再びベッドに横になった。

こんなクソみたいな状況...