悪い男の、汚い小さな秘密 BL

第58話

ナイト視点

「よし！これでずっと良くなった」新しいベッドを眺めながら私は後ずさりした。部屋が以前よりもずっと良くなったことに満足しながら。

「マジかよ、ナイト！新しいベッドなんて買わなくてもよかったのに！」カイはため息をつき、髪をかき上げてから額に浮かぶ汗を拭った。「すごく高いんだぞ」

「お前が持ってたのはマットレスとクローゼットだけだったじゃないか」私は指摘するように言った。「家具を少し追加したところで悪いことじゃない。それに私が居候してるんだから、せめてインテリアを増やすくらいはできるだろう」

カイは無事に寮を出ることができ、今では私の分の家賃も払うと言い張っていた。アパートはそれ...