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第50話

ナイトの視点

カイと私はダイニングテーブルでデヴォンの向かいに座り、ランドンが私たち全員に朝食を出してから、彼らラブラブカップルらしく、デヴォンの隣に座った。

カイと私はその動きを見て唖然とした。一体何が起きているんだ?

「いつからなんだ?」私は自分でも気づかぬうちに、これまで二人の関係を非公開どころか、完全に存在しないものとして保ってきた二人のバカに尋ねていた。そして見たところ…彼らは新しいカップルではなさそうだった。

「二ヶ月前から」驚いたことに、カイが答えた。

「知ってたのか?」私は非難するように彼の方を向いた。「いつから?」

「昨夜だ」彼はため息をつき、こめかみをさする。「...