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第35話

カイの視点

「なんで病院に連れて行くって言ってくれなかったんだ？俺が迎えに行けたのに。くそっ、さっきお前を責めたことで今は自分が最低な奴みたいだよ！」

僕はため息をつき、ナイトの部屋の外で座りながらコールの長々とした話を聞きながら、こめかみをマッサージした。「大丈夫だよ」と僕は言った。「ちゃんと連れてこれたし、タクシーを拾った方がお前に連絡して急いで来てもらうより早かったんだ。それに...お前の言うことは正しかった。お前には自分の生活があるんだから、僕が都合のいい時だけ頼るべきじゃないんだ」

「おい...おい！また始まったな、俺を悪者にするのは！」コールの声は切れ切れで、彼もこの会話全体...