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第28話

カイの視点

「どうして彼女とペアにならなきゃいけないんだ?」ナイトは千回目の愚痴をこぼしながら、ようやく何か食べた後でベッドに倒れ込んだ。「他の誰かじゃダメなのか?」

「学生会長のザックと交渉してみたけど、変更する気はないみたいだよ」私はナイトのベッドの向かい側のテーブルに座って課題を終わらせながら肩をすくめた。「少なくともプールでカップルフォトシュートをさせられるわけじゃないだけマシだよ」

「それってそんなに悪くないんじゃ...」ナイトは眉をひそめた。「そうなの?」

「去年、ルビーと私が更衣室でセックスしちゃったことを考えると?」私は眉を上げ、ナイトの表情が曇るのを見て唇を歪めてニヤ...