義母に誘惑されて

第55話

唇が彼女の唇に激しく重なった瞬間、私は今まで無視しようとしていたすべてを感じた。

怒り。裏切り。欲望。

クララはキスに息を呑んだが、身を引かなかった。代わりに、彼女の手は私の顔の両側をつかみ、まるで私が消えてしまうのを恐れているかのように、しがみついていた。

私は身を引くべきだった。事態が悪化する前に、これを止めるべきだった。

でも、できなかった。

そうしたくなかった。

私がキスを深めると、彼女の指が私の髪に絡まり、私はすべての混乱と欲求不満をそこに注ぎ込んだ。クララも同じように激しく応え、彼女の体は私に押し付けられ、切実で、飢えていた。

優しくはなかった。慎重でもなかった。

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