義母に誘惑されて

第10話

朝の日差しがカーテン越しに差し込み、リビングルームを暖かな光で包み込んでいた。クララはキッチンテーブルに座り、コーヒーマグを両手で包み込みながら、母からの手紙を何度目かわからないほど見つめていた。私はカウンターに立ち、朝食の準備に忙しいふりをしていたが、頭の中は私たちの間に漂う緊張感でいっぱいだった。

サミュエルが話してくれた山小屋のことが頭から離れなかった。それは逃避先のように、この世界の重圧から解放されて、ようやく全てのことについて向き合える聖域のように思えた。でも、弁護士が帰った後、クララはそのことについて一言も話さず、その沈黙が私を狂わせていた。

「山小屋のこと、考えてみた？」とう...