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チャプター 254

ジェイデンは長いテーブルの端に硬直して腰掛けていた。足は床に届きそうで届かない。

片手は腹部に平らに押し当てられている。彼が着ている薄手のシャツでは、指が広がり、そこに今や宿っている新しい何かを無意識に守ろうとする様を隠すことはできなかった。

彼の子宮。

インプラント。

埋め込まれて一週間。まだそれを感じることができた――幻の重み、自分のものではない、深く、間違った充満感。

セイレンが二人の間のテーブルに盆を置いても、ジェイデンは身じろぎひとつしなかった。

五つの小さなガラス瓶。

中身はランプの光の下で、奇妙な乳白色の輝きを放っていた。

セイレンは青白い両手を背後で丁寧に合わせ...