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第二十二章

城の中庭は朝霜と馬の匂いがした。乗り馬たちの吐く息は、静かな後悔から立ち上る湯気のように、空気中に渦を巻いていた。

ローナンは門のそばに立っていた。外套のボタンは一番上まで留められ、風が毛皮の襟を彼の顎に軽く押し当てていた。少年――彼らの息子、少なくとも世間はそう信じていた――が、彼の向かいに立っていた。

彼らの後ろでは、ディミトリが落ち着き払った父親そのものの姿で立っていた。片手は背中に組み、もう一方の手はローナンの肩に軽く置かれている。あまりにも、軽く。その瞳に温かみはなく――ただ、王とその伴侶に人々が期待するであろう表情を映しているだけだった。

「着いたら手紙をよこすんだ」ローナン...