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チャプター 163

シンダーヴェイル東翼の中央テラスは、その日のために転用されていた――トライアム協定創設祭の最終的な段取りが詰められる中、石造りのテーブルには巻物やスケッチ、配置図が散乱している。陽は低く傾き、眼下に広がる中庭を柔らかなオレンジ色に染めていた。

ローナンはテーブルに身を乗り出し、片手を縁について、開会式の席次表に目を通しながら眉をひそめた。「シルバーワイルズ代表団をノクティス東家のあんな近くに配置したら、疑念を招くぞ。彼らはまだ近すぎるのを嫌がる」

隣に立つリスは、そっとため息をつき、木炭の鉛筆でその箇所を丸で囲んだ。「了解。南門のアーチ近く――中立地帯で、出店のそばに移動させましょう」

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