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第13話

第13章:君に満足していない

ルシウス

私は家に戻る。弟と会う約束をした場所だ。まだ信じられない、父親による弟の虐待について教師から聞かされるなんて。その上、彼が薬物に手を出していることも。一つが他方につながることは理解できるが、私は彼にとってそういう存在ではなかったはずだ。どうアプローチすべきか考えた末、私のサブミッシブの一人が失敗した時と同じように対処することにした。もちろん、スパンキングやキワモノのおもちゃの部分は除いてだが。彼が十代とはいえ、おそらく純粋さからは程遠い。私の頭の中では、純粋な弟のイメージを保ちたい。そんなことを考えながら、アパートの入口に着くと、受付ホールで落ち着か...