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第126章:サブミット

第百二十六章:服従

ネルソン

目が覚めたとき、「何かがおかしい」と俺は独りごちた。いつものベッドじゃない。両手は後ろ手に縛られ、背中は地獄のように痛む。頭の中の靄が晴れ始めると、昨日起きた出来事が脳裏に蘇ってきた。誘拐、鞭打ち、レイプ。彼に服従したあれを、本当にレイプと呼べるのだろうか。彼に準備してくれと懇願したのに? 彼に頼まれて、偽の喘ぎ声をあげたというのに? 同時に、羞恥心、罪悪感、そしてパニックが巨大な波のように押し寄せ、吐き気を催し、涙が溢れ、体は震えた。

俺の主人の、さらにその上の主人の声が落ち着けと言っているのが聞こえた。それは威厳に満ちていて、それだけで俺の体は少し弛...