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第108章:巨大なトラウマ

第百八章 巨大なトラウマ

ルシウス

俺の小さな天使があんな状態なのを見るのは、まったく気が滅入る。あいつは昨日一日、ほとんど俺たちのベッドから離れようとしなかったし、今日になってようやく俺が発破をかけて、やっとのことで起こしたくらいだ。だが、起きてもソファでだらだらと、虚ろな目で何もせずに過ごしている。あいつが唯一やろうとするのはセックスだけだが、俺だって一日中あいつとセックスして過ごしたいのはやまやまだが、それではあいつに起きたことへの対処にはならない。それに、俺には仕事があるし、そんな体力もない。ギデオンの母親が親切にもスケジュールを調整してくれて、急遽自宅でカウンセリングの時間を取っ...