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960話

ケビンの落胆した表情を見て、オードリーは面白くもあり、いらだたしくも感じずにはいられなかった。ベッドで体を起こし、彼女は白い腕で少年を抱きしめ、湿った髪を優しく撫でながら、静かに言った。「大丈夫よ、初めてだと緊張するのは普通のことよ。経験を積めば良くなるわ。シャワーを浴びて来て。もう遅いし、早く休んで明日は家に帰りましょう」

オードリーの口調は彼らの逢瀬の終わりを告げていたが、ケビンはそれを受け入れたくなかった。これが彼の本当の実力ではない。敗北感を抱えて家に帰れば、二度とイトコと愛し合う機会がないかもしれない。彼はオードリーの大きくて張りのある胸に手を伸ばし、少し恥ずかしそうに言った。「...