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851話

残念ながら、寮の部屋はカーテンが引かれ、光が入らないほど暗かった。テレンスが目を凝らしても、ベッドで動く影がかすかに見えるだけで、それが彼の想像力をさらに掻き立てた。

「ハニー、電気をつけようか?何も見えないし、意味がないように感じるよ」とルーカスが突然提案した。

「何を見るっていうの?前に見たことないわけじゃないでしょ」とオードリーは少し苛立ちを含んだ声で返した。「ベッドサイドのランプをつけて」

「わかった」ルーカスは言った。カチッという音と共に、薄暗いベッドサイドランプが部屋を照らした。

シングルベッドの上で、オードリーとルーカスは絡み合い、二人とも完全に裸だった。オードリーは仰...