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570話

ダグラスは恐怖のあまり冷や汗を流し、悲しげな表情で説明した。「兄貴、俺はどんな時もあなたについてきました。どうしてそんな考えを持つ勇気があるでしょう？もし少しでも私利私欲があるなら、外に出た瞬間に雷に打たれ、車に轢かれて、二度と安らかに死ねませんように」

「わかったよ、冗談だよ。見ろよ、どれだけ怖がってるか」ジャスパーは突然笑い出した。「他の誰も信じなくても、お前を信じないわけにはいかない。お前は北組全体で俺が信頼できる唯一の人間だ」

「信頼してくれてありがとうございます、兄貴」

ダグラスは恩赦を受けたかのように安堵のため息をついた。ジャスパーの予測不能な性格を知っている彼は、本当に疑わ...