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515話

アルバートは、女の子の胸の誘惑があっても、四十回に達すると、もうできなくなった。彼はマットの上で息を切らし、汗を大量にかき、まるで死んだ犬のようだった。ルーシーがどれだけ応援しても、もう動きたくなかった。

ちょうどそのとき、近くのマットの周りに人だかりができていた。皆がケビンの腹筋運動を見ていたのだ。

「百六十五、百六十六、百六十七…」体育委員のカールが彼の横で大きな声で数えていた。周りの男子たちは驚いた表情をしていた。彼らの最高記録は七十から八十くらいだったが、このケビンは単に怪物だった。彼はすでに二百近くをこなし、まだ止まる気配がなかった。驚くべきことだった。

女の子たちはおしゃべり...