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498話

彼女はケビンを誘惑するつもりはなかったが、自分の体に自信を持つ女性として、高校生さえ魅了できなかったという事実に少し落胆を感じていた。おそらく、彼女は単に年を取っていたのだろう。

その瞬間、ローラは寝室から出てきて、ソファに呆然と座っている母親を見た。彼女は近づいて尋ねた。「ママ、なぜ一人でここにいるの?ケビンはどこ?」

「ああ、彼は家で用事があったのよ」デイジーは少し動揺して答えた。さっきの行動に罪悪感はなかったけれど、娘が自分がケビンに裸を見せたことを知ったら、どう思うだろうかと考えずにはいられなかった。

「あいつ、私に一言も言わずに帰るなんて、失礼ね」ローラはデイジーの隣に座りなが...