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366話

ケビンが再び厄介なことを始めるのを見て、アリッサは無力に首を振るだけで、カートを前に押し続けた。ケビンの視線が留まる場所に熱が上がるのを感じ、そこがかゆくなるような感覚さえあった。最近は期末試験の準備で忙しく、ケビンと親密な時間を持つ余裕がなかったが、この瞬間、彼女は少し興奮を感じずにはいられなかった。

残念ながら、彼らはオフィスにいるわけではなかった。そうでなければ、アリッサは間違いなくケビンと勝負に出ていただろう。アリッサは深呼吸し、顔を赤らめ、太ももをきつく閉じながらゆっくりと歩き、太ももが擦れるたびに下腹部に温かい感覚を覚えた。

ようやく二人は学校の入り口に到着した。白髪の警備員が...