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364話

恐らく昨晩グレースと愛を交わした興奮のせいで、ケビンは一晩中よく眠れなかった。彼は朝、あくびをしながら蒸しパンを二つ急いで食べ、学校の門へと急いだ。

「ケビン、待って」ケビンが学校の門に入ろうとした時、後ろから呼ぶ声が聞こえた。英語クラス代表のルーシーと学習委員のローラだった。

「おまえたちか」ケビンは微笑み、制服姿のルーシーとローラに挨拶した。一人は背が高くすらりとしており、もう一人は豊かな胸の曲線美を持ち、それぞれに魅力があった。もちろん、ケビンの目には、今はルーシーのような豊満な体型の方が好ましく映っていた。おそらく最初の女性がアリッサだったからだろう。彼はアリッサやヴァネッサ、イヴ...