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第1750章

オードリーは冷や汗をびっしょりかき、心臓を激しく高鳴らせながら、はっと目を覚ました。

「オードリー、どうしたの？」グレースが寝返りを打ち、優しく尋ねた。「悪い夢でも見た？」

「うん」まだ震えが収まらないオードリーは、無意識にグレースの手を握った。夢は恐ろしすぎたが、一人ではないことに感謝した。

「大丈夫よ、私がいるから」グレースはオードリーの汗ばんだ手のひらと震える体を感じ取った。悪夢だったのだと察し、彼女の背中を優しく叩いて落ち着かせた。「どんな夢を見たの？ すごい汗よ」

「覚えてないけど、すごく怖かった」オードリーは夢の詳細をグレースに話すのをためらった。「何かに追いかけられている...