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第1749章

「二人とも、お互い褒め合うのはもうやめない? うんざりしてきたわ」グレースはベッドに腰掛け、引き締まった長い脚を組んで言った。彼女は眉をひそめる。「のんびりしに来たんだから、もっと楽しい話をしましょうよ」

「いいわよ、じゃああなたからどうぞ。みんな聞いてるから」アリッサが笑顔で答えた。女が集まると話すことなんて大体決まっている。仕事、子供、夫。オードリーには子供がおらず、三人の夫は誰一人として特に素晴らしいわけでもないので、その話をしてもイライラするだけだ。残された無難な話題は仕事くらいだった。

「私からは特に話すことないわ」グレースは少し困ったような顔をしたが、突然ぱっと目を輝かせた。「...