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第1745章

オリバーが目を覚ましていた! そして、いつの間にか静かにドアのところまでやって来ていたのだ!

ケビンの頭は真っ白になった。オリバーの前でデイジーと愛し合うことを夢想してはいたが、いざその状況になると、恐怖で金縛りになり、デイジーの腰を抱いたまま身動き一つできなかった。

一方、デイジーはすぐに冷静さを取り戻した。彼女は慌てて振り返ると、毛布を掴んで自分とケビンを覆い隠し、それから脚を広げてケビンがその間に隠れるための空間を作った。そして落ち着きを保とうとしながら言った。「私よ。入って」

寝室のドアがゆっくりと開き、オリバーが戸口に立って、ベッドに横たわる妻を訝しげに見つめていた。「どうして...