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第1722章

ケビンがまさに絶頂を迎えようとしたその時、ソファで寝ていたオードリーが不意に寝返りを打ち、かすかな声で呟いた。「ケビン!」

その声は小さかったが、大画面の前にいた二人にとっては青天の霹靂だった。二人とも真っ裸で、体を絡み合わせている。もしオードリーが目を覚ましたら、大惨事になるだろう。

幸い、オードリーは寝言を言っているだけらしかった。さらに二、三言何かを呟くと、再び深い眠りに落ちていった。ケビンは動揺のあまり、もう少しで萎えてしまうところだった。慌てて体を抜こうとする。

だが、興奮の絶頂にいたグレースがそれを許さなかった。彼女はケビンの腰に両脚を絡めつけ、囁いた。「バスルームへ!」

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