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第1695章

モーリスは優しく胸をさすった。ケビンに触れられた場所が、まだ疼くような感覚が残っていた。四十代の女として、性欲が最も高まる時期にいた。夫は仕事で常に忙しく、夫婦生活は嘆かわしいほど回数が少なく、満足のいくものではなかった。そのせいで彼女は常に満たされず、自慰行為に頼って解消するしかなかった。

モーリスはふと、とんでもない考えを思い浮かべたが、すぐに首を振った。耳が熱くなる。だめ、絶対にだめ。自分は郡の行政長官の妻なのだ。十代の少年を誘惑するなんて、ありえない。馬鹿げている。

しかし、ケビンが身体を押し付けてきたときのことを思うと、思わず身体が火照るのを感じた。長い間顧みられなかった身体が、...