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第1663章

シンシアは温泉から上がろうと立ち上がり、その瞬間、足を滑らせた。ケビンが素早く支えようと動いたが、その手は偶然にも彼女の豊満で重い胸を掴んでしまった。

「うわ、柔らかいな」ケビンは思わずそれを一揉みし、名残惜しそうに手を離した。「大丈夫か、シンシア?」

「ええ、大丈夫よ」ケビンの感触に体が疼きながらシンシアは答えた。唇はわずかに開き、その瞳は成熟した女性ならではの抗いがたい魅力で輝いていた。

近くで見ていたアルバートは嫉妬に燃えていた。シンシアに気があることを知っているだけに、どさくさに紛れて彼女に触れたケビンを心の中で罵った。別の湯船に向かうシンシアの後を、アルバートはケビンを憎々し...