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第1651章

ケビンの反応は驚くほど激しいものだった。

モイラはケビンのズボンの膨らみに目をやり、内心でほくそ笑んだ。彼女は長年バーやクラブで演奏してきて、あらゆる種類の男たちに出会ってきた。肉体的な反応など彼女にとっては見慣れたものだ。握手をしただけで絶頂に達する男さえ見たことがある。

男なんて、CEOだろうが、上司だろうが、重役だろうが、みんな同じ。女を前にすれば、誰もが同じように振る舞う。彼女はとっくの昔にそれを見抜いていた。

しかし、支配人からは、社長の義兄弟であるケビンのことをくれぐれも丁重にもてなすようにと、きつく言いつけられていた。だから、手を抜くわけにはいかない。ケビンの気まずい状態に...