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第1572章

翌朝、ジェイソンは列車に乗るため帝国都市の駅に到着した。キャシーは彼を見送ることを主張し、仕事を半日休みまで取っていた。

「さあ、キャシー、もう帰った方がいいよ」ジェイソンは微笑みながら、目の前の魅力的な女の子を見つめて言った。「戻ってこないわけじゃないんだから」

「あなたが一度去ったら、戻ってこないんじゃないかって本当に怖いの」

突然、キャシーは首にかけていた翡翠のペンダントを外し、ジェイソンの首にかけた。彼女は甘く微笑んで言った。「これを持っていて、絶対に外さないでね。お母さんが私にくれたものだけど、今はあなたにあげるわ。私のお守りなの」

ジェイソンはまだキャシーの体温が残る...