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第1543章

「なんなのよっ!」ルーシーは叫び、くるりと振り返ってケビンを冷たい視線で睨みつけた。「ケビン、一体何してるのよ!」

「ルーシー? うわっ、ローラかと思ったんだ」ケビンは完全に虚を突かれてどもった。「なんで同じクマのプーさんのヘアクリップなんかしてるんだよ?」

「本気で言ってるの? 一緒に買い物に行った時に買ったじゃない。ローラのはピンクで、私のはブルーよ。どうして間違えるわけ?」ルーシーは恥ずかしさで顔を赤らめ、ケビンに叩かれたお尻の痛みもまだ感じていた。「わざとやったの? たとえローラだったとしても、あんなに強く叩くべきじゃないわ」

「悪かったよ、大声出さないでくれよ」後悔の念が押し寄...