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154話

帰り道で、ケビンとデライラはおしゃべりを続けていた。デライラはおしゃべり好きで、静かなローラとは対照的だった。ケビンは思わず彼女の姿を見てしまった。アルバートの言う通り、デライラはローラより背が低かったが、間違いなく体つきはよく発達していた。彼女の胸は少し揺れ、ローラのものよりも大きく見えた。ケビンは自分の手がそれにぴったりと合うだろうと思った。

ローラはやや尖った卵型の顔をしていたが、デライラの顔はより丸くて卵型で、短い髪をしていた。彼女の両親は共働きで、すでに結婚している兄がいた。デライラの成績はケビンとほぼ同じで、彼女は英語の学級委員だった。

ケビンはクラスメイトとあまり話さず、デラ...