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第1511章

その後の数日間、ケビンはデイジーと密会するために、ほとんど毎日、郡のダンス団を訪れた。いけないことだとわかってはいたが、デイジーは彼の執拗な誘いを拒むことができなかった。彼も一時の気の迷いだろうと彼女は考え、決定的に突き放すこともしなかった。それに、彼女はオフィスでの秘密の情事のスリルを楽しんでいた。家では罪悪感を覚えたが、ダンス団にいる間は、妻であること、母であることを忘れ、ただ女であることの喜びに浸ることができたのだ。

一方、ケビンはデイジーとの毎夜を心ゆくまで味わっていた。事を秘密裏に進めるため、彼は細心の注意を払った。ダンス団を訪れるのはいつも誰もいない時間帯を選び、帰る際も別々にな...