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チャプター 1350

マスクをした男が震え、精液の奔流がデイジーの顔に飛び散った。満足げに唸りながら、彼はズボンを整え、現金をポケットに入れると、バルコニーの手すりを飛び越えていった。デイジーは急いでドアと窓に鍵をかけ、浴室へ駆け込んで身体を洗い流した。慌ただしいシャワーを浴びた後、まだ動悸が激しい中、ローラの様子を確認しに行った。娘はまだ机に向かい、宿題に没頭していた。

「ママ、どうしたの?」ローラは驚いて尋ねた。

ローラが無事でいるのを見て、デイジーの胸に詰まっていた恐怖の塊がようやくほぐれた。抑えていた感情の堰が決壊し、彼女は抑えきれずに泣き始め、ローラをきつく抱きしめた。涙が頬を伝った。四十数年の人生で...