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1192話

「明日は朝8時に団地の入り口で会おう。母さんが山の麓まで車で送ってくれるから、体力を温存できるわ。ハイキングってけっこう疲れるものだから」ローラは明日のハイキング計画にすっかり夢中で、ケビンの様子がどこかおかしいことに気づいていなかった。彼女は明らかにこの旅行に胸を躍らせていた—それは二人が付き合い始めてから初めてのお出かけだった。

「わかった、今夜は早く寝るようにして。おやすみ」ケビンは電話を切り、寝室に戻った。そこではオードリーがパソコンで何かを熱心に入力していた。彼はオードリーと一日中過ごす約束をしていたことを思い出し、罪悪感が押し寄せてきた。彼は向きを変えて、この厄介な状況をどう処理...