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1152話

「あなたはそんな美しいいとこがいて本当に恵まれているね」アルバートの顔には羨望の色が浮かんでいた。「彼女なら僕をどんな風に操っても構わないよ」

「まったく、映画の見すぎだよ。君がマゾヒストだとは知らなかったな。どうして女王様を見つけて、ちゃんと調教してもらわないんだい?」ケビンは笑顔で冗談を言ったが、彼の心には官能的なイメージが浮かんでいた。薄暗く湿った地下室で、虎椅子に縛られた自分。黒い革パンツを身にまとったオードリーが、唐辛子油を塗った長い鞭を巧みに振るい、彼の体を打ち、ハイヒールで下半身を軽く踏みつける姿。驚いたことに、その考えに興奮を覚えた。たぶん、オードリーに女性看守の役を演じて...