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1106話

「勉強の息抜きをしているだけさ」ケビンはニヤリと笑い、腕をローラの腰に回した。「ローラ、キスさせてよ」

「ダメ、まだこの問題が終わってないの」ローラは小さく抗議したが、ケビンの抱擁で体から力が抜け、手が震えてペンをほとんど持てないほどだった。「やめて、お母さんがいつ入ってくるかわからないわ」

「大丈夫、彼女はお風呂に入りに行ったよ」ケビンは彼女を安心させながら、片手は腰に回したまま、もう一方の手で彼女の滑らかな太ももを優しく撫で、口を彼女の顔に近づけた。

「ケビン、やめて」ローラは顔を赤らめ、うつむいた。彼女の顔はりんごのように赤くなり、体は狼に出会った小さなうさぎのように緊張した。

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