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152話

【ウィリアムの視点】

エリスが台所のカウンターに座ってブドウを食べている様子を見ながら、ため息をついた。彼女はふわふわのバスローブだけを身につけ、それも太ももの半分まではだけていて、俺の心臓とチンコが狂ったように反応していた。

「できる限りやってみる」ようやく俺はため息をつき、電話の向こうでロスコが不機嫌なため息を漏らす中、スマホを握りしめた。「じゃあ切るよ。警告してくれてありがとう」

電話を切り、スマホをズボンのポケットに戻しながらエリスに近づいた。

「看守さんからの電話?」彼女はブドウを差し出しながら尋ねた。「もう捜索隊が送られてきた?」

「まだそこまでじゃない」俺は彼女の差し...