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239話

サラ

水から上がると、日に温められた石がジュッと音を立て、湿った肌に風が恋人の息のように優しく触れた。トムは腕を私の腰に回し、私を引き寄せた。下半身が触れ合い、彼の硬さが私のお腹に感じられた。「これでいい」と彼は囁き、私の肩にキスをした。

彼が首筋に顔を埋めると、ひげが肌をくすぐって身震いした。「同感。水の中はちょっと気が散ってたから」

トムは笑いながら、手を滑らせて私のお尻を包み込んだ。「君がどうかは知らないけど、俺はもう危険なほど縮んでいくところだったよ」

「本当に?」私は片眉を上げ、少し後ずさりして胸が彼の胸に触れるようにした。「それなら、何とかしなきゃね」

「いくつ...