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209話

サラの指は私のシャツの最後のボタンを必死に弄んだ末、ようやくそれを引き開くことができた。彼女の手が私の裸の胸を滑り、爪が軽く肌をかすめて背筋に震えを送った。「今こんなにあなたを欲しいなんて憎らしい」と彼女はキスの合間に呟いた。

「お互い様だ」と私は欲望で荒くなった声で返した。私の手は彼女のドレスの裾を見つけ、それを少しずつ上げ始め、滑らかな太ももをさらに露わにした。

彼女はドレスを頭から脱ぎ捨てるために、ほんの少しの間だけキスを中断した。レースの下着姿だけで座っている彼女の姿は、その場で私をほとんど崩壊させるところだった。

「気に入った?」と彼女は片眉を上げ、からかうような調子で尋ねた。

「い...