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61話

レインズの視点

ドクターを私たちのスイートに招き入れるためにドアを開けると、ザイオンは彼のオフィスへと私たちを案内した。彼は椅子に座り、私を膝の上に引き寄せる間、医師は机の向かい側の椅子に座った。医師はお祝いの言葉を述べ、その時私はまだ王冠をかぶっていることに気づいた。

「これって常に着けておくべきなの?」私はザイオンに尋ねると、彼は笑った。

「正式な行事の時だけだよ、愛しい人」彼は私の頭から王冠を外しながら言った。

「あぁ、女神に感謝。美しいけどすごく重いの」私はくすくす笑いながら言った。彼は私に微笑んでから、医師の方を向いた。

「それで、先生、私のメイトにはどんな問題があるのです...