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19話

レインズ視点

ベッドに横たわっていると、ドアの開閉音が聞こえた。一分後、私に向かって歩いてくる足音がして、牢獄で目覚めた時に着ていたシャツから即座に認識できた最高に素晴らしい香りがした。「私たちのメイトは私たちのことを知っていたのに、自分を明かさなかったの?私たちを拒絶するつもりなのかしら?」とドーシャに尋ねた。

「わからないわ。たぶん、私たちのメイトは回復する時間をくれているのよ」彼女は答える。

「そうね。多分イアンよりは優しく対応してくれるかも」と私は言い、彼女も同意する。彼がオデットに話しかけ、私のために静かにするよう優しく言っているのが聞こえ、泣きたくなった。彼の声なのか、オデッ...