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40話

第39章

アメリー

「起きる時間よ」ギデオンが私の首筋に顔をうずめる感触がする。

彼の触れ方に、もっとこの瞬間を楽しみたくなる。「もう少しベッドで過ごせない?」

「さあ、起きて」彼は遊び心たっぷりに私の首に噛みつく。それだけで彼をベッドに引き留めたくなる。「明日出発だし、まだ準備することがたくさんあるんだ」

「そんなことを続けるなら、二人とも絶対にベッドから出られないわよ」私は彼にもっと身を寄せる。彼の胸に顔をうずめてキスをする。彼の隣で抱き合うのが、私のお気に入りの場所になっている。

彼は私を抱き上げる。「今夜また時間はあるさ、僕の嵐」彼は私を浴室まで運び、下ろすと、シャワーをひね...