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122話

アメリー

私は愛しいガリーナが目覚めた瞬間を感じる。彼女の持つ膨大な力が解き放たれ、私たちを隔てる多くの海と領域を越えて私に安心を与えてくれる。セラフィエルに彼女をテリアンから守らせることが間違いだったのではないかと心配していたが、彼が最終的に彼女の安全と正気を確保したかどうかはまだ確信できないものの、彼女が完全な潜在能力に目覚めることができたという事実だけでも、私の恐れは大いに和らいだ。

すぐに、私の大切な娘にまた会えるだろう。だがそれまでは、やるべきことがある。私は髪を肩越しにさらりと流し、部屋を出て行く。腰に誘惑的な揺れを加え、顔には無表情な笑みを浮かべながら。

「アメリー、あなた...