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70話

〜 キャスピアン 〜

「マジでこれをやるつもりなのか?」キャスピアンは兄を睨みつけた。

「他に良い考えがあるか?」キリアンは挑戦的に返した。

「ああ、処分すればいい」キャスピアンはあっさりと言った。「問題解決だ」

キリアンは頭を振りため息をついた。オードリーはその夜ぐっすりと眠っており、兄弟はバルコニーで話し合いをしていた。オードリーに聞こえないよう、ドアがしっかり閉まっていることを確認した。キリアンは赤ちゃんが自分の子供だった場合、オードリーと結婚する計画だと知らせたばかりだった。キャスピアンはそれを愚かな計画だと思っていた。彼は今の時点で子供など選択肢にすべきではないと信じていた。...