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第41章

三浦安はますます得意げな表情を浮かべ、手を伸ばして岩崎陽菜の顎を掴もうとした。

岩崎陽菜は怯えて目を閉じ、まつ毛まで震え始めた。

「この美人を連れて行け。これから俺と一緒に上の階に行こう。ちょっとスリリングな遊びを教えてやるよ」

岩崎奈緒は三浦安が本気で手を出すとは思っていなかった。天空の回廊では、彼女が一声叫べばすぐにプロのボディガードが駆けつけるだろう。

しかし、ここはやはり業界のお坊ちゃまたちが最も好む場所だ。本当に人に囲まれて見られでもしたら、恥をかくのは自分だ。

これからもビジネスをしていかなければならない。ブラックリストに載せられでもしたら、このサークルでは今後一歩も動...