愛と噓の狭間で

第18章 平沢光は本当に変態だ

部屋の中のハサミ、包丁、フォーク、鋭いものは、すべて山田さんに回収された。

彼女は人形のように、毎日機械的に食事をし、薬を飲み、点滴を受けた。

看護師に身体検査をされる。

目には少しの光もなかった。

三日間考えても、自分のこの目がどうしてこんな風に生まれてきたのか分からなかった。

どうして最初に平沢光を好きになったのか。

携帯電話はまだ返してもらえていない。

窓の外を見ると、別荘の外には二十人以上のボディガードが立っていた。

高橋家の出口をすべて塞いでいた。

監視カメラも高橋家のあらゆる場所に設置されていた。

彼女の寝室にまで。

平沢光は本当に変態だ、彼女の生活を三百六...