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第49章
夜十神望は地図を手に、部屋から銃と短刀を一丁ずつ拝借してズボンのポケットに忍ばせた。窓を割ることもなく、正々堂々と玄関から堂々と歩き出した。
部屋から怒号が聞こえたため、一団の男たちが扉を破ろうとした矢先、信じられないほど美しい少年が自ら扉を開けて出てきた。
手下たちは呆然と立ち尽くし、何が起きたのか理解できずにいた。
夜十神望は両手で自分の服を軽く整えると、冷たい声で言った。「終わった」
「……」
もう終わった?たった5分も経ってないだろう。
しかも、隆司の木造の家から無傷で出てきた者など今まで誰一人いなかったのに。
「中に入ってみろ。あいつ、かなり重症だ」夜十神望は身をよけ...