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第13章
さすがに自分の南兄さんだけに、その行いが残酷であっても、夜十神北には見過ごせなかった。彼女は歩み寄り、制止した。「望ちゃん、南兄さんの罪は許されないことは分かるけど、彼はあなたの叔父よ。自首させましょう」
夜十神望は横目で夜十神北を見やり、極めて慵懶な声で言った。「いいよ。お爺様は一生を戦場で過ごし、数多くの功績を残した。お前にはその栄光を汚す資格はない」
「……」
「それにお爺様は土に入ったばかりだ。殺戮の限りを尽くしたくはない」
夜十神南はほっと息をついたが、次の瞬間、氷の底に沈められたような気分になった。
夜十神望は足を離し、冷たい声で言った。「そういうことなら、軍事基地の特...